ストリッパーデビューした頃の話【私の生い立ち⑤】

ステージの赤い幕 心の内側

私の生い立ちシリーズも⑤を迎えました。
読んでくれてありがとうございます。

ストリッパーとしてデビューを決めた私。
劇場の社長は、

社長
社長

じゃ、デビューいつにする?来週とかどうかな?

って感じで、早々のデビューを促して来たんだけど、

ワタクシ
ワタクシ

ええ゛ぇ・・・

来週て!嘘だろ・・・?!

まじでダンス出来ないんだからそれは無理って事で、余裕をもって2ヶ月後くらいにデビュー日程を合わせてもらいました。

再びAVデビュー

かつてAVにチャレンジしてみた私ですが、AVキャバ以来フェイドアウトだったので事務所も辞めていました。

でも、ストリッパーやるならAVもやってやるぜ!!

と謎の気合を入れて、劇場紹介の事務所に所属することに。

この事務所は、最初の事務所よりも私には合ってて、仕事も1回のギャラも増えた!!!

そういえば、最初の事務所に入る時「移籍したら大変なことになる」って脅されたけど、全く大変なことにはなりませんでしたねw
脅し、怖い!!!!

ダンスレッスンが始まる

ストリップのステージは、大体ダンスを2曲くらい踊って、あとは脱いでいくステージ(ベッドステージと言う)という構成。

デビューでダンス2曲はキツイので、ダンスは1曲。

曲を決めて、ダンスの先生に振り付けをしてもらって、その様子を動画に撮ってあとは自主練をしていく流れでした。

「初めてのダンス」に近かった私は、先生の動きを真似しても

ワタクシ
ワタクシ

なんか違うんですけど!!!!!

って感じだったけど、カッコよく見せるよりも、とりあえず振り付けを覚える事のほうが先だったので、1ヶ月くらいかけて3分くらいの曲の振り付けをなんとか覚えていきました。。。

ちなみに、当然の事ながらこのレッスン期間中のギャラは出ません。
振り付けの先生への「振り付けレッスン料」と「衣装代」も自腹なので、ストリッパーは結構経費がかかるお仕事です💦
(デビューの時だけは劇場が負担してくれる場合が多いはず)

デビューの日

なんとか振り付けを覚えて、いざデビューの日!!

前日にめちゃめちゃ緊張していた私「絶対無理だあああぁああ・・・・」
って思ってたんだけど、いざ当日になると前日より全然緊張していない自分に気づくw

これを私は「緊張のコントロール」と呼んでいるんだけどね、学生時代バンドやってて、ライブ当日の緊張と向き合う為に編み出した方法w

前日に思いっきり「緊張」を味わっておくと当日の緊張が緩和されるんだ!
緊張にお悩みの方は、お試しあれ!

そんなこんなで、あれ?!緊張大丈夫じゃん!!って感じでステージに出たら、思ったよりも沢山のお客さんが居て驚いた!!!
お客さんの方は一切見れずに初めてのステージを終えました。

この時のステージ、動画に撮ってもらってたんだけど、本当に酷い有様でwww

ツーステップが、右手右足・左手左足同時に出て、動きもカクカクしたヘンテコロボットダンスみたいだったよ・・・www

お客さん達よ、こんな酷いダンス見てくれて本当に有難う(神)

デビューしたのに仕事が無い

そんなロボットダンスだし、笑顔を作ることもなかなか出来ないながらも日々頑張ってましたが・・・。

まさかの仕事が無い

顔が青くなって汗をかくひよこ

という事態に陥りましたwww

この業界は、基本的に10日間公演なので、一ヶ月で3回の公演が行われます。
この3回の中で、何回仕事が入るかはダンサーさんの都合と劇場の都合で決まります。

当然のことながら、売れっ子ダンサーは仕事が沢山入って休みも無い人が多いのですが、私はと言えば、、、、

仕事が無い!!!!

顔が青くなって汗をかくひよこ

後々わかったことだけど、AV事務所に所属しちゃったもんだから、事務所へのマージンが発生してて私のギャラが相当高くなってたらしいです。
(私が貰う額+事務所が貰う額=劇場が払うギャラ)

ギャラ高くて、集客無かったら仕事入るはずもなく・・・
この頃は、月に1回(10日)仕事が入れば良い方って感じで、副業探しの旅に出ることに(´;ω;`)

ガールズバーで働いてみた

借金返済もあるし、稼がな!!!!

お札を持ったひよこ

劇場の仕事が入ると、10日間は拘束されるので、副業を探すとなると自由出勤だったり単発バイトくらいしか無いわけで・・・。

そうなると、やっぱり夜の仕事しか無かったんだよね。
(この時代にウーバーイーツがあれば良かったのにな!)

という訳で、ガールズバーで働いてみる事にしました!

キャバが無理なんだからガールズバーも無理じゃないー?!
って感じだったけど、やっぱりキャバに比べるとお客さんの、女の子に対する執着心が少なくて大分楽でしたww
まぁ、接客苦手なのに代わりはないけどね。

転機の震災

ストリッパーとガールズバーの2足のワラジ生活を1年近く送っていた頃、2011年の震災が起きました。

地震で壊れた家のある町並み

震災の時は家に居て無事だったけど、ガールズバーの職場ではグラスとかお酒の瓶が壊れて大変な事になってるので数日は店を開けられないと連絡がありました。

しかも、後に「自粛モード」になって、飲食業界とか大打撃でしたよね・・・。

確か、翌日出勤予定だったのかな??
でも出勤することは出来なくて、このタイミングでストリッパーのデビュー1周年直前だったので、レッスンも詰めて頑張ってました。

ワタクシ
ワタクシ

ガールズバー出勤出来ないなら、レッスンするしかないっしょ!

って思って、初めての周年に向けてレッスン頑張っていると、私の中でスイッチが切り替わったのを感じました。

ワタクシ
ワタクシ

2足のワラジなんて嫌だ!私はストリップのお仕事だけでやっていきたい!!

という思いが強くなっていきました。

そして、ガールズバーをフェイドアウト・・・・w(ちゃんと連絡はしたと思う)

無事に1周年を終えた頃、

ワタクシ
ワタクシ

もっとお仕事入れてください!!!!!!

と、劇場側に訴えたんだ。

今までは、「仕事ください!」って言うのがなんか恥ずかしく感じてしまってて言えなかったんだよね。

それによって、仕事が増えたかはあまり覚えてないんだけど・・・。

この時からしばらくして、AV事務所マージン問題が解決されて、ストリッパー2年目以降は、徐々に仕事が入る事になっていって、副業しなくても生活出来るようになっていきました。

>>つづく・・・

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