ストリッパーとして生きていた頃の話【私の生い立ち⑥】

白いフード付きのドレス 心の内側

前回までは、ストリッパーデビューして初期の頃のお話。

ストリッパーという仕事に魅力を感じて、これで生きて行きたい!と思ったワタシ。
そこからのストーリーです。

着たい衣装を着れる嬉しさ

デビュー前に、ストリップのステージを初めて見た時に一番魅力的に感じたのは「素敵な衣装たち」でした。

デビューしてしばらくは、お金にも余裕が無いので衣装を準備するのも一苦労だったけど、コンスタントに仕事が入るようになると衣装にもお金をかけられる♥

ここぞとばかりに、可愛いと思える衣装を選んでステージで着ていました。
可愛いお姫様みたいなドレスなんて、普通に生活してたら着る機会なんてそうそう無いですよね?!
そういうのを着られるのが単純にすごく嬉しかった♥

幼稚園の頃「お姫様になりたい!」って本気で思ってたから。
当時、友達に

「日本に生きてる以上はドレスを着たお姫様になんて絶対になれないよ!」

って超現実的な事を言われてマジでショックを受けたんだよねww

子供ながらに「そんな未来、夢も希望も無いじゃないか!!」って思った。

だがしかし!!!
20年以上先、君はお姫様みたいなドレスを着る機会が設けられる事になろうとはな!

・・・と、幼少期の自分に語りかけてあげたい!

 

ストリッパーは、15分位のステージを基本的には1人で踊るんだけど、そのステージの衣装や曲・構成は全て自分で考えて作ります。

この頃のワタシはまずは衣装を先に決めて、それに合った曲を選んでステージを構成していくって感じで作っていました。

衣装重視からステージ重視へ

ストリッパーを初めて3年くらい経った頃、もう着たい衣装は大体着たなぁー。と着たい衣装を着る事に対して「やりきった感」が出てきました。

ワタクシ
ワタクシ

じゃあ次は、どんな事をやってみよう?!

と思った時、もっともっと、衣装だけではなくステージにこだわってみたい!という想いが湧いてきました。

きれいな服を着て踊るだけではなく、ストーリー性やメッセージ性のあるステージを作ってみたいって思って、そういうステージ構成を考えて作るようになっていきました。

その作業って、ホントに「魂込めて作る」って感じで・・・構成、選曲、振り付けとか本当に大変なんだけど、自分が思い描いていたような作品が出来ると本当に嬉しくて。゚(゚´Д`゚)゚。

少しでも気を抜いて作ってしまうと、納得行くものが出来上がらなくなってしまうので、踊ってても全然楽しくない作品になっちゃうんだよね💦
そういう作品は、結局お蔵入りになっちゃうから本当に大変でしたゎ。

ステージ重視でやはり衣装も重視

ストーリー性やメッセージ性をもたせた作品を作るとなると、衣装も既製品では納得いかなくなってしまうわけで・・・。

ワタクシ
ワタクシ

オーダーメイドしてみたい・・・

って思ったんだけど。

ワタシは一応、服飾大学を卒業しているわけで「自分で作れたら一番良い」んだけど、縫製作業が苦手。

致命的!!!

めちゃくちゃ頑張れば、出来ない事は無いだろう・・・。
しかし、仕事をこなしながら衣装の制作なんて、睡眠時間無くなるし無理だー!!!

ワタクシ
ワタクシ

誰か作ってくれないかなあ??

そう思った時、先輩方がお世話になっているオーダー衣装屋さんも居るけど、まだまだペーペーのワタシが頼むのってすごく勇気がいったし、どうせなら気心の知れた人に作ってもらいたいと思ったんだよね。

そう思って頭をよぎったのは、大学の時の同級生で、めちゃめちゃ縫製が上手だった優等生の友人Mちゃんの存在でした。

ワタクシ
ワタクシ

Mちゃんなら、きっと素敵な衣装を作ってくれるに違いない!

そう思ったワタシは、さっそくMちゃんに連絡して衣装製作をお仕事としてやって欲しいとお願いをしてみたところ、快くOKをもらえました!!!

デザイン画もド下手くそなワタシ

服飾の大学では「デザイン画」の授業もあったんだけど、ワタシはこれもド下手くそでねぇ・・・。

頭の中にデザインは浮かんでいるのに、絵心がなさ過ぎて伝わらないんだよねwww

衣装をオーダーする以上、デザインも伝えなきゃいけないのにデザイン画が致命的でどうしようかなぁーって思ってたんだけど、ド下手くそなデザイン画と、参考資料として、似ているデザインの写真をネットで探してそれを添付して、依頼する事に・・・。

生地選びがめちゃくちゃ楽しい!

デザインを考えて、Mちゃんに伝えた後は、布選びです!!

頭の中では「こんな感じの色で、こんな感じの布で・・・」って思って生地屋に行って選ぶんだけど、それがめちゃくちゃ楽しいんだよねぇー!!

思い通りの布が見つかって、布と布のバランスを考えたり、配色を考えたりする作業がすごくワクワクした。

ワタシは、カラフルなモノが大好きで、色の配色から可愛さを生み出したいと思っている人間なので、生地屋で、布と布を合わせてみて

ワタクシ
ワタクシ

めちゃくっちゃ可愛いやん!この色と素材の組み合わせー!!!

ってなるのがホントに幸せでした。

選んだ布をMちゃんに送って、あとは衣装が出来るのを待つのみ!

本当にいいとこ取りでやらせてもらってましたw

仕上がった衣装は

仕上がった衣装が届いて、それを初めてみた時、本当に感動的でした。

ワタクシ
ワタクシ

ワタシの頭の中で描いた作品が、具現化しとるーーーーー!!!!!

麦わら帽子とオレンジのドレス

↑確か、これが一番最初につくってもらった衣装だったかな??

あの、ド下手くそなデザイン画から、こんなに素晴らしい作品が出来上がるなんて最高すぎるよね。しかもワタシは、デザインと生地選びっていう自分が楽しいって思える事しかしてない。

こんなに都合良く幸せで良いんだろうか!!!www

可愛い制服で踊りたいって思って制服をデザインして
ピンクのブレザーに水色のスカート

ピンクのブレザーに黄色いスカート

チームで踊ってみたり
ピンクのブレザーで踊る二人

沖縄が好きすぎて作った演目の衣装も
沖縄の衣装を着た女性

たんぽぽの綿毛をイメージして作った衣装

白いフード付きのドレス

ステージで着るだけじゃなくて、たまにはスタジオで撮影するのもこだわりの一つでした。
絶対にやらなきゃいけない事じゃないけど、お金かけてやるってゆー。

羽の生えたジャケットを着る人

↑この衣装はユニコーンをイメージして作ったんだけど、背中の羽と色・素材の組み合わせが自分の中でめちゃくちゃ気に入ってた♥
頭にツノも生えてるよwww

こうして、ステージの構成と衣装を考える楽しさを知っていきました。
やっぱり「何かを創り上げる」って楽しいんですよね。

しかも、自分ひとりでは出来ないこと、苦手なことを得意な人にお願いするってお互いにとってメリットでしかないなぁーって今でも思います。

地方へいく楽しみ

ストリップ劇場は、都内だけではなく日本各地にあるので、定期的に地方でのお仕事が入ります。

1回の興行が10日間なので、10日間は地方に滞在する事になるんだけど、そこでの楽しみは

「仕事後の食事と酒」な!!!

酒好きの姐さんと一緒になるとオススメのお店を紹介してもらったり、自分で開拓したり・・・。
地方の夜は最高でしたwww

ストリップ業界では、先輩の事を「姐さん」って呼ぶ決まりがあるんだよね。
姉さんではなく姐さんなのだ!!

酒に心を奪われる

地方で美味しいお店を見つけて通うっていう楽しみを見つけてしまったワタシ。

身体を動かした後のお酒って本当に美味しいのよ!!

そんな事もあって、酒の魅力にどんどんハマっていきました。
元々お酒は好きだったけど、お酒の銘柄とかは全然詳しくない方だったんだけど、急激に詳しくなっていったのだ・・・。

つづく・・・。


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