クラフトビール沼から日本酒沼へ・・・【私の生い立ち⑧】

3本の日本酒のボトル 心の内側

前回は、ストリッパー時代にクラフトビールにドハマリしていったお話を書きました。

クラフトビールに心を奪われていった頃のお話【私の生い立ち⑦】

今回も、お酒ネタ、まだまだ行きますのでお付き合いくださいませ!!!

ビールを醸造してみたい!!

ワタクシ
ワタクシ

なんか、、もぉ旨いビールが芸術すぎて素晴らしすぎてしにそう!!!

って思う日々を送っていたワタクシですが、ついに

「ビールを自分で造ってみたい!!」

という願望が湧き始めました。

そう思って、自分でビールを造れる場所を検索してたら、あるもんですね!!
見つかりました!!!

そこは、茨城県にある「常陸野ブルーイング」

茨城の2両編成の電車

2両編成の可愛いローカル電車に乗って行きます。

のどかな田んぼの景色

こんなかんじの、超のどかな場所にありました。

 

常陸野ブリューイングでは、自分でビールのスタイルを選んで、ホップも選んで、持ち込んだ副材料まで投入可能でオリジナルのビールを造る事が出来るのです!!!

「ビール造り体験」なんて、既存のビールを造る工程を少しやらせて貰える感じかなぁー?

って思ってたから、色々自分で選んでカスタマイズ出来るなんてスゴイ!!

っておもってビール好きの姐さんと初めてのビール造りをしました。

ビール造りの工場

麦芽の計量や粉砕も自分たちでやって、教えてくれる事を全て自分たちの手でやるって感じで本当に楽しかった!!!

ビール造りでジョウロを使う

この機材たちもなんかカッコいい!!

ビール造りの機材たち

初めてのビール造りに興奮して、仕込みは終了。

ここから約1ヶ月くらいでビールが届きます!!
出来たビールを飲んだ時の感動は忘れない!!!

↑ビール第一号
仕上がったビールを試飲してると、

ワタクシ
ワタクシ

次はこんなビールを造ってみたい

とか色々アイディアが湧いてきて・・・。

計3回位、ここにビール造りに行ったんじゃないかな?!

ビール造りをやっているコラージュ写真

ホップの種類とか副材料を変えてみたり

ドライフルーツやシロップ

このときは南国フルーツのビールが造りたくて、パイナップルとかココナッツを入れてみた!!

ラベルもオリジナルのが造れるからつくる工程が楽しかったー

ビール瓶とパソコン画面

旨いビールを飲みながら、旅先(仕事)のホテルでビールのラベルをつくるっていう最高のお仕事♥↑

カラフルなデザインのビール

出来上がった2号目のビール!!

このラベルのデザインまじでお気に入り!!!

カラフルなデザインの沢山のビール

これが3号目。

もうビール造りにハマりすぎて本当に楽しかったー!!!

ちなみに出来たビールは劇場で売らせてもらいました。
単価が高いので、儲けはほぼ出てないけど💦

ビールばっかで仕事は・・・?

こんなに毎日「ビール!」「ビール!」ばっか言ってると、一部のお客さんから

「ちゃんと仕事やってんの?毎日飲み歩いて適当にステージやってんじゃないの?本業忘れるな」

みたいな事を言われるんですが。

ワタクシ
ワタクシ

やってますとも!!!!

てか、楽しみも無しに仕事ばっかやってられっかー!(ヤサグレ

適当どころか、ビール熱がすごすきて、ビール好きな姐さんと「ビールの演目」作ってチームショーもやったよ🍻🍻

↑ステージ上でまでビールを造るww

ビール好きを仕事にアウトプットして、なんて無駄が無いんでしょう!!
正に「好きを仕事に」してた時代です。

将来について考える

毎日ビールの事ばかり考えて、仕事もあって、お金も入ってくる環境。

すごく有り難いと思いつつも、常に私の中では

ワタクシ
ワタクシ

ずーっとこのままってワケにはいかないよな・・・

と、不安に思っていました。

やはり、ストリッパーっていうお仕事は一生出来るものじゃないし、怪我とかしたら出られなくなって収入無くなるし、将来は考えなきゃいけないよなあ。

という事を悶々と考える事が多くなりました。

そうです、まだ来てもいない未来を先取りして常に不安を感じていました。

この頃は、ビールがホントに楽しかったから、お酒関係の仕事もいいなぁーって思ってたけど、どんな職種であれ、雇われて働くなら今より確実に給料は下がるわけだし、、家のローンの借金も毎月返さないといけないし・・・

一人暮らしを辞めて実家に戻ればなんとかやっていけるけど、戻りたくない!!!

一体どうしたらいいんだぁーー(´;ω;`)

って感じで、なんとか一生出来る仕事を見つけなくては!!

と焦っていました。

ビールだけでなく他のお酒も

クラフトビールにハマったおかげで、お酒の魅力を知ってしまった私は、ビール以外のお酒にも興味をもつようになりました。

美味しいお酒に出会うと

「これは、どこでどんな風に造られてるんだろう?つくった人はどんな想いでつくったのかな?」

とか、そんな事まで考えるようになっていきました。

ついに日本酒沼にハマる

ワタクシ
ワタクシ

お酒ってほんとに面白い

そんな風に思って日々を過ごしていた頃、大学時代の友人と会話している中で

ともだち
ともだち

お酒好きだったよねー?!私の高校時代の友達がフレンチのお店やってるんだぁー。興味あったら行ってみてー♫

って言われたので

ワタクシ
ワタクシ

フレンチなんてオシャレー♥♥行きたい!!

って感じで話してたら、なんとその友達の友達シェフは、お正月に毎年放送される某格付けチェックでお馴染みの美食家、G様の元シェフだそうなーーーーー!!!!!!

ワタクシ
ワタクシ

やばーーーーーーー!!!!G様の元シェフだってぇ?!
そりゃー行くしかないだろっっっ!!!!

あのG様の舌を満足させてきた味はどんなもんなのか!!!

しかも、お料理だけではなくお酒にもこだわっているとの事だったので、軽めの食事と日本酒のペアリングのコースを予約しました♥

教えてくれた友達は、多忙で行けなかったのでビール好き姐さんを誘ってお店に行きました★

運命を変えたお酒との出会い

そのお店は、麻布の辺りにあってカウンターと小さなテーブル席がある、こじんまりとした造りだけど落ち着いたオシャレなお店でした★

日本酒とフレンチのペアリング的なコースで、お品書きはコチラ

日本酒とフードの説明書き

見えにくいのでメニューはこんな感じでした↓

飛露喜・純米吟醸生酒にはマッシュルーム
戦勝政宗・純米酒には勝山酒造仕込み水のジュレ・酒米のムース
新政No.6・Xtypeには旬の鮮魚のポワレ・ハモンイベリコ生姜の風味
醸し人九平次・純米吟醸には仔牛のロースト・フォアグラのクリーミーなソース
鳳凰美田・ブラックフェニックスには桃のソルベ

お料理に合わせて日本酒も出してくれる♥

桃のソルベとお酒

もう何年も前の出来事なので、詳しい料理は覚えてないのですが・・・
どれもめちゃくちゃ美味しかった!

フレンチに合うような、ワインテイストな日本酒ばかりで、私の好みドストライクなものばかり!!!

お肉のフレンチ

フレンチってまじでソース旨・・・。
これ・・・フォアグラのソース♥
このソースをつまみに、日本酒をいくの最高か!!!!合いすぎる!!!

これがG様も愛した料理か・・・。

と、ミーハーな心の声と共に料理とお酒のペアリングを楽しんだのですが、ここで出てきた日本酒のなかで、私の心を射止めてしまったものが出てきたのです。

それがコチラのお酒

3本の日本酒のボトル

この日飲んだ中で、好みだったものを写真とらせてもらったと思うんだけど、真ん中のやつが衝撃的にウマくて!!!!

その名は

新政NO.6 Xtype

この時初めて飲んだんだけど、今まで飲んだ日本酒と全然違って・・・
微発泡っぽくて透明感があって、、、甘みと酸味が最高で・・・すぅーっと身体に馴染んでいくような素晴らしいお味でした。

良い意味で、日本酒じゃないみたい!!!ワインみたい!!!

これを味わった瞬間、私の中の全細胞が奮いだった!!!!

ワタクシ
ワタクシ

っっっ・・・旨すぎる・・・

こんな旨い酒があるなんて・・・本当に、酒の世界はまだまだ知らないことばかりで楽しすぎるっつ

これをきっかけに、色々な日本酒を呑むようになっていったのであーる。

ちなみにこちらのお店は今は閉店してしまっています(´;ω;`)

ここでちょっと新政の事を

日本酒が好きな人だと「新政」がどんなお酒なのか説明不要かと思いますが、よくわからない方の為に新政がどんなお酒なのか少し説明したいと思います。

新政酒造は秋田県にあり、1852年に創業した歴史のある酒造です。
現在、全国の酒蔵で使われている「きょうかい酵母」という日本酒の酵母の中で最も古いものが、新政の酒蔵から生まれたという日本酒業界の中でも重要な役割を果たしていた蔵でもあります。

今でこそは入手困難な大人気銘柄にまで成長したのですが、今の新政を作ったのは現社長である8代目の佐藤祐輔さんという方。

祐輔さんは、若い頃は家業を継ぐ気など全く無く、東大を卒業してジャーナリストとして仕事をしていて、その頃は日本酒はあまり飲まなかったそうです。

だがしかし!「磯自慢」という日本酒を飲んでその美味しさに衝撃をうけ、更に「醸し人九平次」という日本酒を飲んで新しい日本酒の可能性を見出したと言います。

そこから猛烈に日本酒の勉強を始めると、自分の家の蔵がとても歴史があって日本酒の世界で重要な蔵だという事に気がついて、当時赤字だった新政酒造をつぶしてはいけないと思い継ぐ決意をしました。

当時の新政酒造はというと、醸造用アルコールを使った「普通酒」という種類のお酒を大量に造っていた時代。

日本酒の歴史を勉強するうちに、酒造りの原点に戻って醸造用アルコールを添加しない純米づくり、江戸時代の酒造りである生酛づくりというクラシカルな製法で、自身の蔵が発祥である6号酵母を使った酒造りをしていこうという方針を打ち出して、それに基づいて酒造りを進めていった結果、今のような酒が出来るようになっていったという訳なのです。

昔ながらの作り方なのに、今出回っている日本酒とは一線を外した味わいが表現できているのがほんとに感動的。

江戸時代よりも技術の発展している今だからこそ、江戸時代と同じ製法でも、絶対に今のほうが綺麗なお酒が出来てると思うんです!!!
それって比べようがないけど、夢みたいな話・・・。

ぜひとも江戸人に新政のお酒を飲んでみて欲しいものです。

新政熱で長くなってしまいそうなので、この辺りで終わります。

つづく・・・・

つづきはコチラ
飲食店をやってみたい!と思い始めた頃の話【私の生い立ち⑨】
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